Distance





手をのばせば届く、そんな距離にいてほしかった

かすかな声で囁けば答える、そんな距離がよかった

風の動きで貴方の香りが届く、そんな距離が好きだった







心の声が届かないから、せめてこの声は届けて

貴方の最奥には触れられないから、せめてその指に触れたい

形にしないと貴方の存在を確認できないくらい、私達は遠いから

だから、近い距離にいてほしかった







もうこんなに遠くになったから

貴方を捕まえられないね

心は無理だとわかっていたから


せめて、Distanceだけは縮めて







私の愛に気付かせたかった、、、










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あとがき

 宇多田 ヒッキーの「FAINAL DISTANCE」とは一切関係ありません。
私自身、意識して書いてません。でも、被りました。(死)
でも書いてておセンチな気分になりました。うー・・・これってブラックではないですよね?
結構悩みました。