『涙』















暗い

















暗い

















貴方のいない暗い世界で



















貴方の夢を見ました



















あの日のように笑っている貴方



















その笑顔は私に向けられていて



















私も同じように笑い返すの





















楽しいねとか





















あの花は綺麗だねとか





















他愛もない会話が、いつまでも続く























続く























続くものだと



















続くものだと、信じてた



















けれど目覚めて貴方はいなくて



















何処にもいない



















私は涙を流すの

















私が流す涙は

















貴方がいなくなったあの日から

















貴方のためのものだと決まったの

















貴方のためだけに

















義務的に雫を流します

















貴方を忘れないための、

















たった一つの方法だから

















涙を、流します

















貴方を

















忘れられないのは涙の所為

















忘れたくないのも涙の所為

















愛しています









この雫に誓って









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あとがき

 まず。
改行多くてすみません。ちょっと、こういう描き方がしたくなりまして。。。
はじめは、「貴方の笑顔はもう、別の人に向いているのね」という感じで描きたかったんですよ。 (はじめの方に笑顔について書いてるでしょう?)
でも、結局は「涙」について。(ついてっていうか・・・)
あの人が忘れられなくて涙を流す。忘れたくなくて涙を流す。
忘れられないのも、忘れたくないのも涙の所為。といった感じです。
どうして私の書く詩は悲しいものが多いんだ・・・・。(爆)