「ねぇ、」

　ねぇ、君は何を思ってるの？
　どうしてそんな風に泣くの？

　僕はどうすればいい？

　知らず君を傷つけてた？

　 　君はただただ、俯くばかりで、
　僕を見ようとしない。
　今までの無邪気な君はどこにもいない。
　君の隣で必死に
　君を支えようとしている人がいるのに、
　君はただ俯くだけで。

　ねぇ、何がそんなに哀しいの？
　どうして全てを見ようとしないの？

　 　僕がどれほど君を思っているか。
　周りがどれほど君を思っているか。

　君には見えていないだけで

　君が見てない場所で何人の人が君を思っているか。
　それに気付かない君はただ泣くばかりで。

　ねぇ、君は何を見てるの？
　君は何を知っているというの？
　僕は君の事をちっとも知らないのかもしれない。
　それでも、
　君だって僕の本当を知らないし、
　君は僕を見ようともしない。

　ねぇ、一体僕たちはどうすればいい？

　君の気まぐれに振り回されるだけ・・・・・？



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ



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