clock





時計の音が耳を離れない
ほら、今夜も眠れないのにベッドの中で目を瞑り
君の感触を思い出そうと必死になる

枕を埋めた栗色の長い髪
もう、触れられないとわかっているけど

花のように赤い唇
僕は重ねることができずにいた



時計の音が耳を離れない
ほら、今日も眠れないまま無意識に目を瞑り
そんな風に悪い夢さえ見れずにいる

鈴のように澄んだ声
もう一度僕の名前を呼んで

真っ直ぐな優しい眼差し
僕を映すことはもうないの?


時計の音が耳を離れない
ほら、いつか君もそう言って寝付けずにいたよね
もういない君にそっと笑いかけてみる

「恐い」なんて子供のように
君は泣きそうに目を潤ませて

「大丈夫」なんて気取って見せて
僕はそっとその小さな体を抱きしめた



時計の音が耳を離れない
ほら、聞きなれたあの音 君がくれた時計の音

君と過ごした記憶の音 深く鳴り響く


笑ったように泣く、、、君の声が胸を離れない




back




-----------------------------------
あとがき

 やっぱり私の書く恋愛詩は失恋、別れ系が多いですね。
そしてこれは本来ボツ作品だと思われるのですが・・・・
ちょっと、恥じをさらすのもいいかな、これも私の歴史かなって思って展示。

ほんま、すんません。
テスト中に書きました。 色々考えていたので、現実逃避のために。

あ〜文才が欲しい。学力云々より文才と画才がほしい〜